ネットで検索をしていたら、ある先生の実績が目に留まった。
高専の先生らしいのだが科研Bを当てたらしく、KAKENの検索に引っかかった。それでその先生の研究室のホームページに実績が載っていたので見てみるとなかなか面白い。2011年がフルペーパー6本(!)で、すべてfirst author。それもほとんどがIF付きのジャーナル。やはりここまでやれないと科研Bは取れないものか。

だけど、もっと面白かったのはそれ以前の年の実績。2010年は2本、2009年は3本(内、short1本)なので、とりわけ量産していた訳ではなく、投稿先も電気学会など日本の学術雑誌が中心でIFはついてなかった(それでも、教育中心の高専教員が年2本というのは凄い実績だと思うが)。

私のかつての同僚にも論文を量産している人がいて、年に10本くらい書いていた(もちろん、すべてfirst author)。そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、実際そうなんです。もちろん、いつも余裕のない焦ったような顔をしてましたけどね。

論文って、そんなに短期間で量産できるものではないと思うのですが、何かコツのようなものがあるのかもしれません。もちろん、単純に数だけたくさんあってもダメというのは正論なんだけど、実際問題としてよほど近い分野の人でない限り、人の業績を客観的に評価するのは難しいのも確か。そうすると、先入観として論文数をカウントしてしまうのは仕方がないように思えます。科研費の申請が通るかどうかも、まさにそういうものだと思います。実績欄に近年発表した論文リストや講演会の抄録リストが山のように書かれていると、審査する方は安心するでしょう。

いったい彼らはどんなコツを掴んで量産体制に入れたのか知りたいものです。でも、少なくともD論審査では、数だけでなく内容を精査されるから、あまり変なジャーナルの実績だと不十分と判断される可能性もある。博士号を取得した後になるかなぁ、実績作りの戦略を本気で考えるのは。